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バブル崩壊の兆し?日経平均株価1200円以上下落前にidecoのスイッチングで利確!

本記事のポイント

  • 2021年2月26日の日経平均株価は1200円以上下落し、今年最大の下げ幅を記録しました。
  • アメリカのダウ平均株価は2月25日高値から1000ドル近く下げ短期間で大きく下落しています。
  • iDeCo」を活用した資産運用を進めている筆者が、株価下落時での運用実績をご紹介します。
  • iDeCo」を活用した資産運用については、こちらの記事を参考にしてください。

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iDeCoスイッチングとは?

  • 上の参考記事に記載していますが、iDeCoは自分の年金資金を運用する制度です。
  • 自分で運用するのは面倒という方もいらっしゃいますが、大きな節税効果が得られるため大変オススメの制度です。
  • 「iDeCoのスイッチング」とは今保有している運用商品を他の商品に切り替えることを指します。
  • iDeCoには、元本確保型の商品もあれば、国内株式や海外株式など様々な運用商品があり、自身で好きなタイミングで好きなものを選択できます。
  • 株式を中心とする運用商品は、「株価が安い時に買い、高い時に売る」と利益が出ますが、通常は利益について課税されますがiDeCoでの運用益は課税されません
  • 従って私の運用方針として、株価が安い時に比較的リスクの高い海外株式投信を購入し、高くなった際に元本確保型商品に切り替え(スイッチング)をしています。
  • 私が利用している「SBI証券」でのスイッチングについて、いくつか留意点などをご紹介します。(スイッチングに詳しい方は読み飛ばしてください)

スイッチングには日次と月次がある

  • スイッチングには、日次スイッチングと月次スイッチングがあり注意が必要です。
  • 個人型年金プランの方は全プランが日次スイッチングで心配はありませんが、企業型年金は日次スイッチングと月次スイッチングの両方あるため注意してください。

<スイッチング共通ルール>

  • 解約手続き完了後購入手続きが開始され、購入手続き完了の翌日に購入商品が資産状況に反映します。
    ※投資信託商品の場合、海外の市場休業日等により手続きが遅れる場合があります。
  • それぞれスイッチング申込後、実際の手続きが開始されるタイミングが異なります。【日次スイッチング】
    申込日の翌営業日から解約の手続きが開始されます。
    <例>
    月曜日にスイッチングを申込→火曜日から解約の手続きが開始される
    金曜日にスイッチングを申込→翌週月曜日から解約の手続きが開始される
    ※祝日がない週の場合です【月次スイッチング】
    毎月の締切日までに申し込んだスイッチングについて、拠出日(※)の翌営業日より解約の手続きが開始されます。
    <例>
    2020年4月 スイッチング締切日:4月9日 拠出日の翌営業日:4月21日
    2020年5月 スイッチング締切日:5月11日 拠出日の翌営業日:5月21日
    2020年4月9日にスイッチングを申し込んだ場合は4月21日より解約手続きが開始される
    2020年4月10日にスイッチングを申し込んだ場合は5月21日より解約手続きが開始される
    ※企業型年金は毎月20日(20日が銀行休業日の場合は翌営業日)が拠出日です。

もっと詳しく

  • 月次スイッチングでは株価の動向が読めず、意図した利益が確保できない可能性があります。
  • 株価が高いうちに解約したつもりでも、申込日の価格と売却日の価格にギャップが出て損をする可能性もあります。
  • そのため日次スイッチングができる運用商品の選択がオススメです。

スイッチングを申し込んだ場合、いつの価格で約定するのか?

  • 通常の株式売買の場合、リアルタイムの価格で取引ができますが、iDeCoではタイムラグが出る場合があります。
  • つまり、スイッチングの指示をした日の株価(実際には運用商品の基準価格)と売却価格(自分の口座に反映される価格)が違ってくる可能性があります。
  • 運用商品によって、いつの価格で売買できるのかが異なってくるため注意が必要です。
  • SBI証券の場合、「運用商品の約定受渡日一覧」が分かりやすく整理されているため、こちらを参考にスイッチングのタイミングを見計らうことをお勧めします。

スイッチング約定、受渡日

スイッチングの申込の期限は?

  • 日次スイッチングの場合、特に申込の期限というものはありません。スイッチングを申し込んだ日の翌営業日より解約の手続きが開始されます。(ただし、先程記載したように、申込日=売却日(約定日)とは限らないので注意が必要です)
    ※加入者サイトでの申込は当日23:59が締切時間です。<例>
    2020年4月14日(火)にスイッチング申込→2020年4月15日(水)より解約の手続きが開始
    2020年4月24日(金)にスイッチング申込→2020年4月27日(月)より解約の手続きが開始

スイッチングに回数の制限はあるのか?

  • 月次スイッチングの場合、毎月1回の締切日までは解約可能数量がある限り何回でもスイッチングの申込が可能です。
    ただし締切日以降は、当月分として申込済のスイッチングがある場合はその手続きが全て完了するまで、解約可能数量があっても翌月分のスイッチングの申込はできません。<例>
    2020年4月 スイッチング締切日:4月9日 拠出日の翌営業日:4月21日
    2020年5月 スイッチング締切日:5月11日 拠出日の翌営業日:5月21日2020年4月9日までにスイッチングを申込した場合(4月のスイッチング)は、4月21日より解約手続きが開始され、4月下旬から5月上旬にかけてスイッチングが完了します。
    その場合、「4月10日以降~4月のスイッチングの完了日」までは、新たなスイッチングの申込ができません。「4月のスイッチングの完了日の翌日以降5月11日」までに5月のスイッチングの新規申込が可能です。

スイッチングの申込後に取消は可能か?

  • 日次スイッチングの場合、スイッチングを申込した日の当日中(23:59まで)であれば取消が可能です。
  • スイッチングの申し込みをした後、株式市場が急変した際には当日中であれば取り消しが可能という、通常の株式売買とは異なるルールです。
  • ただし、申込日の翌日が銀行休業日の場合は、翌営業日の前日23:59が取消期限となり、日本の夜に取引されるアメリカ株式の状況によって翌営業日にスイッチングをキャンセルする、ということも可能です。(約定日の株価は予測できませんが、後だしジャンケンのようなキャンセルですね)

<例>
【ケース1】2020年4月14日(火)にスイッチング申込→2020年4月14日(火)が取消期限
【ケース2】2020年4月24日(金)にスイッチング申込→2020年4月26日(日)が取消期限

もっと詳しく

  • 上記ケース2の場合、4月24日(金)に株式を売却する方向でスイッチングを申し込みをしておき、25日(土)朝時点のアメリカの株式状況を踏まえたうえでキャンセルするかしないかを判断できます。
  • もしも相場がさらに上昇しそうであれば一旦キャンセルしてより高値での売却を目指す方法です。
  • 実際の約定日は27日(月)か28日(火)となることが多いため、実際の売却価格は予測が難しいですが、申し込み後のキャンセルが許されるというのは運用者にとって大きなメリットだと感じています。

 

実際のスイッチング例

  • 2021年2月、実際にスイッチングをする機会がありましたので、具体的な方法などについてご紹介していきます。
  • 基本的な手順は以下のようなステップとなります。

step
1
売却する運用商品を決める

現在運用中の商品について、「何をどの程度売却するか」を決めます。

step
2
代わりに購入する商品を決める

売却して得られた資金を使って「何をどの程度購入するか」を決めます。

step
3
申し込みをする

実際に申し込みをします。(株価の動向に応じてキャンセルをします)

  • SBI証券での具体的な手順はこのようになります。
  • iDeCoを管理するトップページにある「スイッチング(預け替え)をする」ボタンを押します。

スイッチング方法

 

  • 次に、運用商品一覧の中から売却したい商品の「売却」ボタンを押します。
  • 今回は、「海外株式」商品を売却しています。
  • 売却の背景については、後ほど説明します。

スイッチング売却選択

  • 次に、売却する数量を選択します。
  • すべて売却する場合は、上部の「売却可能数量を、全部売却します。」を選択します。
  • 一部だけを売却する場合は、下部の「指定数量を一部売却します。」を選択し、右側の欄に数量を記入します。
  • 今回の私のケースでは、3分の1を売却しています。

スイッチング売却数量選択

  • 次に、スイッチングの締切日(キャンセルが可能な期限)を確認したうえで、「スイッチング(預け替え)をする」ボタンを選択します。

ココに注意

  • 下図にある「スイッチングの反映日(指図日)」は必ずしも「売却日」とはなりません。
  • スイッチングを申し込みした後に、いつの価格で売却できるかは運用商品によって変わってきますので注意してください。
  • SBI証券の場合、運用商品の約定受渡日一覧」で「いつの価格で売却が成立するのか」を確認することができます。

スイッチング確認

  • 次に、代わりとなる運用商品を選択します。
  • つまり、現在運用している商品を売却した資金を使って代わりに何の商品を購入するかを決めます。
  • 今回の私の場合は、「株価が高い時に変動型商品(海外株式)」を売却し、「株価が下がったときに元本確保型商品」を買う、というスイッチングを実施しました。
  • 今回とは逆のケースでは、元本確保型商品を売却し、リスクのある変動型商品を選択・購入するという形になります。

スイッチング購入選択

  • 次に、重要事項を確認したうえで下図の「了承する」ボタンを押します。
  • 重要事項では運用商品のリスク(価格変動型商品では利益が出ることもあれば、損をすることもあるよ)について一般的な内容になりますので身構える必要はありません。
  • ただし、「除外商品」のマーク(★)が付いている場合は、除外決定後に強制的に売却となるため注意が必要です。
  • つまり、除外日が決まっている場合は、その日までに売却をしなければ自身の意図と関係なく売却されてしますということです。
  • 一般的に除外日まである程度余裕がありますが、自身の運用商品が対象となっている場合は、いつが除外日か、いつ頃までに何の商品に切り替えるか余裕をもって検討しておきましょう。

スイッチング確認

  • 上記の「了承する」ボタンを押すとスイッチングが完了です。
  • 下図のような完了画面が表示されます。
  • 私の場合は、海外株式の運用商品を100,000口売却し、その資金を元本確保型商品である年金保険にスイッチングをした例となっています。

スイッチング完了

  • ちなみに、下図の「取消」ボタンを操作することでスイッチングをキャンセルすることができます。
  • 特に、金曜日など翌営業日が金融機関が休みの場合、キャンセルまで1日猶予ができますので、土曜日朝のアメリカ市場の状況などからキャンセルするかどうかの最終判断をすることもできます。

スイッチングのキャンセル

 

スイッチングの背景と今後の見通し

  • 今回のスイッチングの背景は、運用商品であるアメリカ株式が天井圏内にあるのではないかと感じたためです。
  • 今回の運用商品の売却の約定日は2月19日になり、下図で「Sell」としている赤い丸のポイントです。
  • 理想は2月23日の高値で売却となりますが、iDeCo(というよりも投資信託全般)ではリアルタイムの価格で売却することは難しいですし、何よりも株価がどう動くかは予測ができません。
  • 売却後も上昇することもあるだろうと考え、一部のみ売却し、さらに上昇した場合に残りのリスク資産も段階的に売却しようと考えていました。
  • そして、2021年2月27日時点では売却した価格よりも下回っているため、今後は再購入のタイミングを見極めていきます。
  • つまり、一旦安全資産である元本確保型商品に切り替えた資金を、リスク資産であるアメリカ株式に再度スイッチングするタイミングを計っていく予定です。
  • 今後の株式市場がどうなるかは素人なので分かりませんし、プロでも予測することはできないと思っていますが、(いずれ)株価が下がったところで再スイッチングしていこうと考えています。
  • コロナ禍の状況は改善に向かうと考えていますし、そう願っています。そうした状況の中、各国政府が金融緩和を継続させる限り株式市場のトレンドは大きくは変わらず上昇基調だと考えています。そのため、今回のように株価が調整したタイミングでアメリカを中心としたリスク資産に資金を再配分していき、利益確保のタイミングを適度に取りつつ、長期的に資産が増えるように運用しようと考えています。

売却タイミング

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