本記事のポイント
- 北海道の人気リゾート地にあるマリオット系列のホテルについて、子供連れ滞在目線で比較します。
- 「ウェスティンルスツリゾート」と「キロロトリビュートポートフォリオホテル」それぞれオススメの滞在方法をご紹介します。
- マリオット会員向けの特典やサービスなどについてもご紹介します。
マリオット系列ホテルの概要
- ウェスティンルスツリゾートは、「ルスツリゾート」に位置するマリオット系列のリゾートホテルです。
ウェスティンルスツリゾートの特徴
- マリオットのホテルカテゴリーは7(45,000ポイント~70,000ポイントで宿泊可)
- 全室2階建のメゾネットタイプで寝室とリビング・ダイニングが別
- 1室最大7名まで宿泊でき3世代旅行でも利用しやすい
- ベッドガードはあるもののベッドとサイズが合っていないため添い寝には注意
- 全室とも同じ部屋タイプで広さはあまり変わらず、アップグレード=部屋の階数アップになる
- 小さな子供連れには、「クレヨンしんちゃんパーク」で雪遊びが可能
- ホテル内の大浴場とは別にルスツリゾート内のプールや温泉も利用可
- ただし、プールは造波プールだけで波もやや大きいため、小さな子供連れ向けではありません。
カテゴリー7でありながら、ポイントセーバー=少ないポイントで宿泊できる日が多く設定されています。
- キロロトリビュートポートフォリオホテルは、「キロロリゾート」に位置するマリオット系列のリゾートホテルです。
キロロトリビュートポートフォリオホテルの特徴
- マリオットのホテルカテゴリーは6 とウェスティンルスツより1ランク下です(35,000ポイント~60,000ポイントで宿泊可)
- そのため、1泊あたりの価格も抑えられており、冬のハイシーズンを除けば比較的リーズナブルに利用が可能
- 30㎡のスタンダードルームから100㎡を超えるスイートルームまで様々な部屋タイプがあります
- 小さな子供がいる場合は、安心して利用できる和室タイプの部屋がオススメです
- ホテルから直ぐのスノーパークで雪遊びを満喫することができます
- ホテル内には大浴場はないものの、隣接するキロロタウンにキロロ温泉とプールがあります
- プールは子供向けの水深の浅いエリアもあり、また屋外で温水で遊ぶエリアがあるため子供連れにオススメです
- マリオット上級会員はスタンダードルームで予約した場合でもスイートルームなどのより良い部屋にアップグレードされる可能性があります
- 参考までに、キロロトリビュートポートフォリオホテルでの滞在記です。
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本記事のポイント キロロトリビュートポートフォリオホテルの和室スイートをご紹介します ホテル周辺のレストランやアクティビティを満喫するプランをご紹介します 子供連れでの滞在プランをご紹介します 目次1 ...
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2021年3月のポイント数はウェスティンルスツと大きな差がありません。通常最低価格での予約がリーズナブルです。
立地とアクセスを比較
- 新千歳空港から移動する場合、ウェスティンルスツリゾートとキロロトリビュートポートフォリオホテルも同程度の所要時間です。
- それぞれ、約1時間30分程度の距離にあります。
- ただし、キロロトリビュートポートフォリオホテルへ向かう途中、高速を降りた後は曲がりくねった山道のアップダウンが続くため凍結した路面での運転は難易度が高めでした。
- また、途中で通行止めの箇所があるなど、冬季にキロロリゾートへ移動する際には雪道に慣れた方でないとハードルが高いなという印象です。
- キロロリゾート向けにはバス(有料)が利用できますので、冬季はバス利用がオススメです。(大人4,500円、子供3,500円)
- ウェスティンルスツリゾートでも宿泊者向けにバス(有料)が出ています。(大人・子供3,500円、2歳以下無料)
- 有料バスは、完全予約制で事前予約が必須ですので注意が必要です。
冬季レンタカー利用の場合は、比較的緩やかな道が続くウェスティンルスツリゾートの方がアクセスはしやすいです
部屋の仕様を比較
- ウェスティンルスツリゾートは、すべてのお部屋がメゾネットの2階建タイプになります。
- 今回滞在するにあたっては、「スイートルーム」にアップグレードしていただきました。
- ただし、部屋の大きさはスタンダードルームと大差なく、高層階=「スイート」という位置づけになるようです。
- お部屋はこのような配置となっています。
- ベッドルームには、3台ベッドを準備されていました。
- 写真では3台離れていますが、小さな子供がいましたのでベッドをくっつけ隙間を無くす対応をして頂きました。
- ベッドメイキングを担当したスタッフは若い方でしたが、こちらの要望をよく聞いて親切に対応して頂けました。
- ベッドルームにもテレビやチェストなどが設置されています。
- クローゼットは上下階それぞれにあるため、冬季はアウターが増えてる関係で荷物が多かったのですが収納には困りませんでした。
- お部屋に入ってすぐ左がベッドルーム、階段を下った先がリビング・ダイニングになります。
- 2階建メゾネットタイプなので天井が高く、開放感があります。
- 1回のリビングルームにも収納可能なベッドが1台設置されていました。
- 夜このベッドを利用することはありませんでしたが、昼間にちょっと休憩したり、子供が遊ぶスペースとして貴重でした。
- カウンターキッチンも広々しているので、軽食を取る際やPCでの作業スペースとして活躍しました。
- 珈琲マシンも用意されており、様々な種類のホットドリンクを楽しむことができます。
- 水回りは多少の古さは感じましたが、清掃が行き届いており快適に利用できました。
- 大浴場があるため利用しませんでしたが、お風呂場は洗い場と分かれており使いやすそうでした。
- 広めに造られているため、プールを利用した際の浮き輪などは、お風呂場で乾燥させることができました。
- 洗面所のシンクは2台用意されており、朝の忙しい時間でもストレスなく利用できます。
- ウェスティンおなじみのアメニティが豊富に用意されていました。
- また、女性に人気の「HARNN」のアメニティが用意されているのは嬉しかったです。
- キロロトリビュートポートフォリオホテルは、マリオットエリート会員ということで和室スイートにアップグレードして頂きました。
- 和室スイートは65㎡とややコンパクトですが、リビングと和室が分かれており、子供を寝かしつけた後に大人はリビングで過ごすことができ良かったです。
- お布団も子供分も準備頂き、広々と快適に寝ることができたため小さな子供連れにはオススメです。
- お部屋はこのような配置となっています。
- 和室は約6畳あり、布団3組を敷いても余裕があります。
- リビングと一続きになっていますので、昼間はリビングとの間仕切りをしまって広く利用することが可能です。
- 小さな子供をお昼寝させるのにもちょうどよいスペースです。
- リビングルームは、スペースの都合でソファーとテレビとの距離が若干近いのが気になりましたが、子供たちはソファーでゴロゴロしながらテレビを見て快適そうでした・・・
- テレビでは、子供向けのアニメ専用チャネル「カートゥーンネットワーク」が視聴できるため、夕食までの空き時間など少し間を持たせるのに重宝しました。
- 普段はAmazonプライムなどの動画をテレビに映す形が多いのですが、子供向けチャンネルが視聴できるのは子連れ旅行では助かります。
- ちなみに、カートゥーンネットワークはウェスティンルスツリゾートでも視聴できました。
- 洗面が少し狭く、またタオルを掛ける場所がないのは難点でした。
- シンクの構造上、蛇口付近が水浸しになることが多く、利用の都度タオルで拭くのが面倒でした。
- 使用するタオルを掛ける場所や、使用する前のタオルを置いておく場所が設置されているとより利用しやすいと感じました。
- お風呂は洗い場と湯舟が分かれており、またシャワーブースも別にあり広々と利用できます。
キロロトリビュートポートフォリオホテルの和室スイートは添い寝やお昼寝が必要な小さな子供連れにはちょうど良い仕様でした。ウェスティンルスツリゾートは2階建メゾネットで子供たちは大喜びでしたが階段が少し急なので注意が必要です。大人はウェスティンルスツの広々した開放的な部屋の方が快適に感じました。
アクティビティを比較
- ウェスティンルスツリゾートには、「クレヨンしんちゃんひろば」という子供向けの雪遊び場があります。
- ひろば内には、スノーストライダーやそり、チューブなどを自由に使って遊ぶことができるため、小さな子供連れにはオススメです。
- また、スノーエスカレーターが用意されているため、ソリやチューブを持って坂道を歩く必要がなく、大人も子供も楽をして雪遊びを楽しむことができます。
- チケット購入後、当日の入退場は自由なので、雪遊び後、昼食をはさんでもうひと遊びという楽しみ方もできます。
- 雪遊び用の様々な乗り物を利用することができます。
- 写真には写っていませんが、子供に人気の「スノーストライダー」も係りの方にお願いすれば出していただけます。
- 乗り物を選んだ後に、スノーエスカレーターで坂の上まで登り、そこから滑って遊びます。
- 子供用のスノーボードを持ち込んで練習している方もいたので、子供がスキーやスノーボードを練習しても良いのかもしれません。
- スタッフの方もいますが、危険な行為でなければ特に何も注意することはなさそうでした。質問などには親切に答えていただくフレンドリーなスタッフさんでした。
- なお、クレヨンしんちゃんひろば内では、4歳から6歳向けの幼児スキーレッスンも実施しており、子供たちが楽しそうに練習していました。
- 子供にスキーやスノーボードを始めるきっかけづくりにちょうど良さそうでした。
- キロロトリビュートポートフォリオホテルには、「スノーパーク」が隣接しています。
- ホテル隣接のキロロタウン内のアクティビティセンターで受付をするとバッジをもらうことができ、1日自由に入退場することが可能です。
- キロロリゾートでは雪遊びをするスノーパークだけではなく、スノーバナナボートなどのウィンターアクティビティも楽しむことができる点が特徴です。
- ウェスティンルスツリゾートの雪遊び場との違いは、スコップや雪合戦用道具などの乗り物以外のツールが揃っていることです。
- 子供達は、乗り物だけではなく、用意されている道具を使って雪だるまづくりや雪合戦などの様々な遊びを体験することができ、キロロリゾートの雪遊び場の方が好きだと言っていました。
- 逆にウェスティンルスツリゾートよりもデメリットに感じた点は、スノーエスカレーターがない点です。
- 乗り物を使って滑る場合、子供と一緒に自力で雪坂を登る必要があり、良い運動にはなりますがかなりの体力が必要です。
- 小さな子供の場合は自力ではなかなか登るのが難しいため、親が一緒に連れ添って登るのですが、体力の制約が出てきます。
- また、スタッフの方は常駐していないので、他の方とぶつからないように自身で責任をもって遊ぶ必要がでてきます。(特に子供だけで滑る場合は、小さな子供などにぶつからないように注意しておかないと危ないです。当然のことではありますが・・・)
- 下の写真に写っている乗り物は自由に使うことできます。種類はたくさんあり困りません。
- ウェスティンルスツリゾートで利用したスノーストライダーの場合は1台1000円で有料です。
- 我が家は子供たっての希望でレンタルしましたが、これだけ乗り物があると知っていれば借りる必要はなかったなと感じました・・・
- 実際に、雪質がフワフワでタイヤ兼ソリ部分が沈み込んでしまうためストライダーはスイスイ滑らず、少しだけ乗って後は放置されていました。。。
- キロロリゾートのスノーパークで一番のオススメは「スノーチューブ」です。(2人乗りできます)
- スノーチューブ専用のコースがあり、ソリなどの乗り物よりもスピードが出て子供は大喜びでした。
- 子供は何度もリピートして大喜びしていましたが、こちらも雪で滑りやすい階段をチューブを持って登る必要がありますので、翌日筋肉痛になりました。
- こちらもスタッフの方がいる場合といない場合があり、いる場合はチューブを押してくれますが、いない場合は自分で勢いをつけて滑り出す必要があります。
- キロロリゾートのウィンターアクティビティは種類が豊富で、我が家では「雪上車ツアー」を体験しました。
- 雪上車に乗って山道を走るというなかなか体験できない遊びに、子供たちは大喜びでした。
- 乗り物好きの子供がいる場合はオススメできるオプショナルツアーです。
小さな子供連れの場合、キロロリゾートの方がアクティビティの満足度が高いです。アクティビティの種類が豊富でオプショナルツアーも色々と用意されているためです。ウェスティンルスツリゾートの場合、スキーやスノーボード中心で楽しむには絶好の場所だと感じました。
マリオット会員特典を比較
- ウェスティンルスツリゾートのマリオットプラチナ会員特典(2021年12月宿泊時)です。
ウェスティンルスツリゾートのプラチナ特典
- ウェルカムギフト : 1,000ポイント又はローカルギフト(ホテル特性ジャム)または朝食(本人+1名)
- クラブラウンジ利用 : 2名まで(ただし小さい子供は利用可)
- レストラン割引 : ウェスティンルスツリゾート内の昼食・夕食が30%割引
- 最大16時までの無料レイトチェックアウト
- スイートを含むより良いお部屋へのアップグレード
- ターンダウンサービス
ウェスティンルスツリゾートでは高層階にアップグレードして頂きました。ラウンジでは軽食が取れる点は良いのですが、人気が高くラウンジ待ちをしている方々もお見掛けしました。
- キロロトリビュートポートフォリオホテルのマリオットプラチナ会員特典(2021年12月宿泊時)です。
キロロトリビュートポートフォリオホテルのプラチナ特典
- ウェルカムギフト : 1,000ポイント又はローカルギフト(ホテル特性クッキー)または朝食(本人+1名)
- レストラン割引 : キロロトリビュートポートフォリオホテル内の昼食・夕食が30%割引
- 最大16時までの無料レイトチェックアウト
- スイートを含むより良いお部屋へのアップグレード
- キロロ温泉の利用無料(本人+1名) ※子供料金(小学生700円、未就学児400円)は別途必要
- ラウンジが無い代わりに、1階ロビー階のアルパインブラッセリーでのイブニングカクテル(17:30〜19:30)
キロロトリビュートポートフォリオホテルでは和室スイートにアップグレードして頂きました。ラウンジはないですが朝食は大人2名分選択でき12歳以下は無料なので困りません。アップグレードして頂く確率が高いので重宝しています。
その他サービスを比較
- その他のサービスについて、ウェスティンルスツリゾートとキロロトリビュートポートフォリオホテルで比較していきます。
- まず、ウェスティンルスツリゾートの良かったポイントです。
良かった点
- 1Fビュッフェレストラン「アトリウム」のコスパが高い
- アトリウムは未就学児は無料で子供連れには優しい
- ルスツリゾート内に無料で利用できるメリーゴーランド(室内)があり子供は大喜び
- 大浴場の種類が豊富(ウェスティンルスツリゾート内に1か所、ルスツリゾート内に2か所)
- コインランドリー(1F)があり、(洗剤自動投入機能)洗濯機と乾燥機があり便利
- メリーゴーランドは年季が入っていますが、ゴージャスな雰囲気があり子供は喜んでいました。
少し残念なポイント
- ウェスティンルスツリゾートとルスツリゾート間はモノレールで移動する必要があり移動が若干億劫
- 夕方の時間など、モノレール利用者が多い際でも利用制限がかからないため「密」になる
- ラウンジのスペースがあまり広くないため夕方の時間帯などはかなり混雑
- ルスツリゾート内の造波プールは波の高さが結構あり、小さな子供連れには少し危険(小学生以上は楽しめそう)
- モノレールについては、乗り物好きの子供がいると逆に良い点かもしれません。
- ちなみに、ウェスティンルスツリゾートのウェルカムスイーツはロイズのチョコレートでした。
- 次に、キロロトリビュートポートフォリオホテルの良かったポイントです。
良かった点
- キロロタウン内には、室内でも遊べるアクティビティがたくさん用意されており、天候が悪い場合でも退屈しない
- プールは広く、子供向けの水深の浅いエリア、屋外で雪を見ながら遊べる場所もある
- プール内にはサウナやジャグジーもあり、ビート板なども自由に使える
- 大浴場はホテル内に1か所、キロロタウン内に1か所ありどちらも利用可能
少し残念なポイント
- キロロ温泉を利用する際には添い寝の子供の場合は別途料金を支払って入場する必要がある
- キロロタウン内のレストランを利用する際にはマリオット会員向けの割引ができない
- キロロタウンのアクティビティセンターでは料金を部屋付けすることができない
- ちなみに、キロロトリビュートポートフォリオホテルのウェルカムスイーツはメロンピュアゼリーでした。
まとめ
- 北海道のリゾート地として人気のキロロリゾートとルスツリゾート、どちらにもマリオット系列のホテルがありどちらを利用するか迷うところです。
- スキーやスノーボードを楽しみたい方はウェスティンルスツリゾートをお勧めします。
- スキーやスノーボード用ロッカーが完備されている、子供はスキー教室に預けて自分たちは滑りに行くことができる、リフト停止時にも運航再開見通しなどを適宜アナウンスしている、等のサービス状況からそのように感じました。
- まだ子供が小さく、スキーやスノーボードよりも「雪遊び」メインの方はキロロトリビュートポートフォリオホテルをお勧めします。
- 「雪遊び場」の広さやアクティビティの豊富さ、プールの充実度などからキロロリゾートの方が子供たちが楽しんでいたと感じたためです。
- 現在、キロロリゾート内のシェラトン北海道キロロリゾートは休館中ですが、キロロトリビュートポートフォリオホテルとシェラトン北海道は隣接しているため、両方のマリオット系列ホテルを宿泊して比較するのもありかもしれません。
- 最後までお読みいただき有難うございました。